出勤するとNASがアクセスできない・・・
それはとある建設現場で起きました。
月曜日の休み明けに現場へ出勤すると、NASにアクセスができません。
NAS本体(QNAP社製・TS-431P)を見てみると、HDD1に赤いランプが点灯しています。
NASの再起動を試してみましたが、状況は変わりませんでした。
本日は現場の写真や日報をまとめて本社へ報告が必要な日ですが、報告することができず非常に困りました。
現場の管理責任者がインターネット検索でデータ復旧サービスがあることを突き止めました。
急いでいるため、出張でデータ復旧を依頼することにしました。
1台のハードディスクに物理障害が発生・・・
出張での依頼を受け、スタッフが現場事務所へ駆けつけました。
必要なデータや希望の納期などのヒアリング後、早速初期診断を行いました。
使用していたQNAP社製NAS(TS-431P)はハードディスク4台で構成されていました。
そのうちHDD1に不良セクタが見つかり、物理障害が発生していたことが分かりました。
これが、今回NASにアクセスできない原因であったと思われます。
ご依頼いただいたNASはRAID5構成でしたので、
故障したHDD1を除いた残りの正常な3台からデータ復旧を試しました。
高度解析が可能な復旧ソフトでデータの解析に成功し、
NASのデータを無事に復旧できることを確認いたしました。
HDD4台構成のRAIDでは、「RAID5」「RAID6」で運用されるケースが多いです。
今回ご依頼いただいたQNAP社製NAS(TS-431P)は「RAID5」で構成されていました。
「RAID5」は、1台のHDDが故障しても運用が可能なRAID構成です。
使用できるストレージの容量は「RAIDを構成しているHDDの本数からマイナス1本の容量」となります。
※例 1TBのHDD4台の場合→使用容量「3TB」
「RAID6」より使用できるストレージの容量が多いため、耐障害性を持たせつつ、大容量のストレージを使いたい場面に有効なRAID構成です。
しかし、HDDが2台同時に故障してしまうと運用が不可能となりますで、その点は注意が必要です。
「RAID6」 は、2台のHDDが同時に故障しても運用が可能なRAID構成です。
使用できるストレージの容量は「RAIDを構成しているHDDの本数から2本のHDD容量を差し引いた容量」となります。
※例 1TBのHDD4台の場合→使用容量「2TB」
「RAID5」よりストレージの容量は少なくなりますが、何より耐障害性が高く、より強固なリスク対策を構築することができるRAID構成です。
また、HDD2台構成のRAIDの場合は「RAID1」がおすすめです。
「RAID1」は別名「ミラーリング」と言い、1台のHDDと同じデータをもう1台に常時書き込みながら運用します。
並列記憶する「RAID0」に比べると書き込み速度は遅くなりますが、どちらか一方のハードディスクが故障しても運用可能な点が最大のポイントです。
データ復旧に成功!
データ復旧に成功し、現場監督の方や作業員の皆様に復旧データの確認を行っていただきました。
必要であった日報や現場写真、図面など
NASに保存してあったデータが正常に復旧できていることを確認いたしました。
非常に大切なデータであり、なんとか復旧してほしいと強く要望されていましたので
無事データ復旧できたことに、皆さまとても安心されていました。
・建設業の法人様(愛知県)
・機器概要:QNAP社製NAS
・型番:TS-431P
・構成:RAID5(HDD4台)
・症状:赤ランプが点灯、アクセスできなくなった
・故障原因:HDDの物理障害
今回、QNAP社製NAS(TS-431P)からデータ復旧に成功いたしました。
お客様からも大変ご満足をいただきました。
特急データ復旧Winget!では
緊急を要する場合や個人情報で持ち出せないデータなど、出張でデータ復旧を行っております。
データ復旧でお困りの方は、ぜひ特急データ復旧Winget!までご相談ください。



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