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休み明けに電源が入らなくなり、アクセスできなくなっていた
ご依頼機器:I-O DATA製 LANDISK HDL-GTR4.0
ご依頼主:群馬県、印刷業様
休日明けに出社したら、共有フォルダにアクセスできなくなっていました。
また、本体を置いてあるところに行って確認したところ、電源が落ちていました。
勝手に電源が落ちたのかなと思って再起動させようとしましたが、何度電源ボタンを押しても起動しませんでした。
念のため配線を確認し、場所を変えても全く起動しませんでした。
毎日使用している上、ここにしかデータがないものも多いため、至急データだけでも取り出してほしい。
という状況でした。
本体の故障を確認、ハードディスクの基板ショートも発生していました
群馬県の診断受付店にて初期診断の結果、LANDISK筐体の電源が入らないだけでなく、ハードディスク4台すべてに、基板ショートの物理障害が発生していました。
そのため、診断受付店では対応できないと判断し、秋葉原オフィスでの対応になりました。
基板障害解決の末、無事データ復旧に成功しました!
今回、おそらくRAID5で運用されていたということで、念のため全台のデータを確認し、構成を再確認する必要がありました。
ハードディスクの基板がショートした場合、基板にもそのディスク専用の固有情報が入っているため、単純に同型基板と交換しても、データにアクセスすることはできません。
弊社の復旧技術を用いてハードディスクの固有情報を再構築後、同型の基板にその情報を書き込むことで、全台の通電に成功、データの確認ができるようになりました。
その後、安全のために全台の全領域イメージを作成し、RAID構成を確認したところ、標準のRAID5構成でデータを確認することができました。
なお、データ量が多かったため、お客様にフォルダごとのスクリーンショットを確認していただき、問題ないことを確認、翌日には全データの取得が完了し、ご依頼から合計3日以内にお手元にデータをお届けすることができました。
今後のバックアップのために、QNAP社製高耐久NASを採用した【GUARDIAN+Rバックアップシステム】をご提案
今回起きた障害を踏まえ、弊社で行っている保守サービスQNAP社製高耐久NASを採用した【GUARDIAN+Rバックアップシステム】をお勧めいたしました。
こちらは、以下の4点の特徴があるサービスで、特にバックアップに優れております。
※詳細は導入プランによって異なります。
GUARDIAN+Rとは?→https://www.guardian-r.com/
データ復旧が必要な場合や、今後のバックアップに関してお悩みの際はまずは弊社までご相談ください。
事例概要
・担当拠点:東京都 秋葉原オフィス(https://www.60min-data.com/)
・機器概要:I-O DATA製 LANDISK HDL-GTR4.0
・構成:RAID5 4TB (1TB 4台構成)
・症状:休み明けに起動しなくなっていた
・故障原因:筐体とHDD4台ともに物理障害
・使用用途:毎日使用しているデータがすべて入っている
・対応方法:ハードディスク全台の基板異常を解決し、RAID仮想構築でデータ復旧に成功