メーカーでも修理不能！データだけでも取出したい！
ある日、出社したら共有のデータベースサーバー【PowerEdgeR410】にアクセスが出来ない状態でした。
サーバーを確認したところ、OSが立ち上がらない状態で
再起動や電源の抜き差しで復旧を試みたが、状況は変わりませんでした。
メーカーに問合せをしたところ、現在は同型モデルの取り扱いがなく、部品の取り寄せもできないと言われました。
サーバー【PowerEdgeR410】にはデータベース及び、日常業務で使用をしているデータも入っているので早く復旧したいため、依頼をしました。
RAID構成に安心し、バックアップを取っていなかった。
【PowerEdgeR410】で使用されていたSASのHDD3台の診断を行いました。
その結果、HDD2台に軽度の物理障害が発生していました。
今回の【PowerEdgeR410】はRAID5で設定をしていた為、HDDが1台壊れても運用出来るタイプでした。
データのバックアップは行っていない状況のため、データを失ってしまいましたた。
物理障害のHDDからデータ復旧成功！
【PowerEdgeR410】の3台のHDDのうち、2台のHDDに物理障害が発生していることが判明しました。
その2台のHDDを磁気転写(クローン)作業及び解析作業を実施し不良セクタ(読込が出来ない領域)の修復を実施しました。
不良セクタの修復後に、RAIDの再構築を行ったことにより、データの取り出しに成功しました。
取り出したデータを確認いただき、重要データ及び最新データが正常に開くこと、使用出来ることを確認しました。
スタッフ所感
今回は3台のHDDのうち、2台のHDDに物理障害が発生していることで障害が発生致しました。
物理障害が軽い障害であったため、復旧ができましたが、重度の障害の場合、復旧が出来ないことも考えられます。
「RAIDを設定しているから大丈夫」といって安心せず、バックアップはしっかり取るようにしましょう。
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