データが開けずその内に認識もされなくなった
仕事で日々使用していた外付けHDDのデータが急に開くことができなくなりました。
最初は、ドライブとして認識されていたのですが、電源を入れ直したりUSBケーブルの抜き差しを何度もしているうちにドライブも表示もされなくなってしまいました。
このままでは業務を遂行することができないため出来るだけ早くデータ復旧をお願いします。
データ復旧率を下げてしまうパターンについて
よくお聞きするのが、電源を落とした後に何度も電源の入れ直しをするパターンです。
障害が発生したHDDの電源のON/OFFはやればやるほど障害を進行してしまいます。
それは例えれば怪我をしながら走り続けて怪我がひどくなるようなものです。
場合によっては、HDDの記録面(プラッター)に物理的な傷が入ってしまい、深い傷がついてしまうとデータが完全に取りだせなくなってしまう危険があります。
診断の結果、物理障害が発生していました
お客様からご郵送いただいた外付けHDDの内蔵HDDを取り外し専用機器で診断しました。
その結果、一部でデータが読み出せない領域が発生している物理障害でした。
幸い特殊環境下の部品交換を行うような重度の状態ではありませんでした。
専用機器で障害HDDの磁気情報を読み出し読み出せない領域はスキップしつつ問題ないHDDへのクローン作業を行いました。
結果として一部で開くことができなデータはあったもののおおむねデータを復旧することができました。
機器到着の翌日には、データをご納品できましたのでお客様から大変に感謝をいただきました。
復旧スタッフの所感
ご対応致しました外付けHDDは、お客様で色々と対応されてしまい障害状況が悪化した可能性がありました。
上記でも述べたように障害が発生した時は、すみやかに電源を切った上でご相談いただくことが、データを復旧できる可能性を下げないことになります。
データのバックアップや運用などお困りごとやご質問がありましたらお気軽にご相談ください!
事例概要
・愛知県 建築業の法人様
・機器概要:BAFFALO製 HD-LC1.0TU3
・構成:1TB
・症状:認識されなくなった
・故障原因:障害発生から記録面の軽度損傷
・使用用途:業務データ保存