再起動を繰り返ししまい、データを使うことができない
経理業務で使用している富士通製のデスクトップPC(FMVWSF1S)の画面が突然暗くなってしまいました。
電源が切れてしまったようなので再度、電源を入れ直してみましたがWindowsのロゴまで出るものの、そこから再度電源が切れて再起動を繰り返してしまうため、一切データが使えない状態となってしまいました。
4年間ほぼ毎日使用しているデスクトップPC(FMVWSF1S)で、バックアップを取らないとと思っておりましたが結局そこまで対応が出来ていなかったため、給与などの経理関係のデータは全てデスクトップPC(FMVWSF1S)の中にしかない状況です。
デスクトップPCの修理より遅くとも明後日までに使いたいデータがあるので急ぎデータの復旧をしたいです。
経年劣化による軽度の物理障害と判明!
今回、データが非常にお急ぎとのことで、現地へ機器の回収を行わせていただく無料ピックアップにてご対応させていただきました。
復旧対象のデスクトップPC(FMVWSF1S)をお預かりし、その後弊社の直営オフィスにて、内蔵されているHDDを診断したところ、経年劣化による「軽度の物理障害」が発生しておりました。
更に、データの読み取りに影響を及ぼす「不良セクタ」が多数発生していることが判明しました。
特に、WindowsOSが記録されている部分に対し多く「不良セクタ」が発生しているため、OSの正常起動が出来ず、結果的にデスクトップPC(Endeavor AY330S)が利用できない状況になってしまったと考えられます。
無事に復旧成功!
弊社の復旧専用機材を用いてHDDの磁気情報を、正常なHDDへ移行及び不良セクタにより破損した磁気情報の修復を行う「磁気転写作業」を実施致しました。
その後、磁気転写作業により情報が修正されたクローンHDDを用いてデータ解析作業を行い、約10時間ほどで緊急性の高い、給与関係の管理エクセルデータを復旧することができました。
最終的には、HDD内に存在する約200GBのデータを全て復旧し、お客様にもお喜びいただくことができました。
復旧スタッフの声
ご対応致しましたデスクトップPC(FMVWSF1S)は「経年劣化」による部品の破損が原因でした。
今回は、復旧専用機材による「磁気転写作業」により復旧が可能でしたが、このまま障害が進行してしまうと「重度物理障害」となり、症状によってはデータ復旧が不可能となってしまうケースもあります。
今回のようなトラブルを防ぐためには、多様なRAID構成やバックアップ体制の構築ができるデータ保存専用のNAS・サーバ等を設置することが重要です。
弊社では、データ復旧サービス以外にも、保守サービス「GUARDIAN+R」を皆様にご提供しております。
高耐久HDDを搭載したNASの導入からクラウドサービスによるバックアップにより皆様のデータをより強固にお守り致します。
データのバックアップや運用などお困りごとやご質問がありましたらお気軽にご相談ください!
事例概要
・岐阜県・情報通信業の法人様
・機器概要:富士通製 デスクトップPC FMVWSF1S
・構成:1TBHDD1台
・症状:アクセスできない、再起動しても立ち上がらない
・故障原因:経年劣化による軽度の部品破損
・使用用途:社内データの作成、保存